桃太郎ジーンズのこだわりのものづくり④

これまでの工程によりデニム生地ができ、いよいよジーンズへと仕上げるための「縫」の工程となります。

もっともパーツが多いジーンズはそれだけで縫製工程も多く、巻き縫い、2本針、チェーンステッチ、ベルトループなどの多種の特殊なミシンを必要とします。

その縫製に使われるミシンのこだわりについて紹介したいと思います。

ヴィンテージ・ミシン

本物のデニムを本物のジーンズへと仕上げていくために、ヴィンテージの特殊ミシンによる縫製もまた欠かすことができません。

国産ジーンズ開拓時代、日本の生産工場は本場アメリカ製の高級ジーンズに追いつくため、実際にアメリカでジーンズの製造に使用されていた「ユニオンスペシャル社」のミシンなど、生産設備を大量に輸入していましたが、1970年代後半には国産ミシンメーカーのものが主流となり姿を消していきました。

大量生産を可能とし、今では世界的に主流となった日本製のミシンは、ユニオンスペシャル社製のヴィンテージミシンとは構造が異なるため、特に裾や巻き縫い部分の独特なねじれやパッカリングといった穿き込んだ後の経年変化に大きな違いが生じます。

桃太郎ジーンズでは、このねじれやパッカリングを「本物の味」と考え、伝統的手法を大切にするために、現存するユニオンスペシャル社製のヴィンテージミシンをかき集め、熟練の職人によって本物のミシンで縫い上げています。

次回はこれまでの①~④のまとめを書きたいと思います。

※こちらの情報は桃太郎ジーンズのパンフレットをもとにしています。店頭でも配布しておりますのでお気軽にお持ち帰りください。

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